終活のために口座・保険・パスワード・想いをどこかに預けるなら、「その預け先は本当に安全か」が気になります。ニュースで報じられる個人情報の漏えいは、年々件数も規模も拡大しています。この記事では、昨今の漏えいがなぜ起きるのかを最新の統計で整理し、そのうえで、情報を預ける仕組みとして本当に安全な設計とは何か――言守が採用する「ゼロ知識」の考え方までを解説します。
東京商工リサーチの調査によると、上場企業とその子会社が公表した個人情報の漏えい・紛失事故は、2025年に180件発生し、漏えいした個人情報はのべ約3,063万人分にのぼりました。前年(2024年)は件数が189件で過去最多、人数は約1,586万人分でしたから、2025年は件数こそ横ばいでも、漏えい人数は約2倍に急増したことになります。100万人以上が影響を受ける大型事故が相次いだことが背景にあります。
最も多い原因が、外部からの不正アクセスやウイルス感染です。2025年は116件(構成比64.4%)と、全体の6割以上を占めました。近年はデータを暗号化して身代金を要求する「ランサムウェア」による大型被害が目立ち、数百万人規模の流出につながる事故も起きています。攻撃は年々巧妙になり、どれだけ対策しても「絶対に破られない」とは言い切れないのが実情です。
メールの宛先間違いや、Webでの他人の情報の表示など、人の操作ミスによる漏えいも2割前後を占め続けています(2025年は37件・20.5%)。悪意がなくても、担当者が中身を「見て・扱える」以上、ミスによる流出はゼロにできません。
書類やパソコンの紛失・誤廃棄(2025年は18件・10.0%)に加え、悪意を持った関係者による持ち出し・盗難も一定数あります(同7件・3.8%)。「外部の攻撃」だけでなく、「内部で情報を扱える人」がリスクになり得る点も見落とせません。
原因となった媒体を見ると、2025年は「社内システム・サーバー」が140件(構成比77.7%)と約8割を占めました。多くのサービスは、預かった個人情報をサーバー側で読める形(平文、または運営が鍵を持つ暗号)で保管しています。だからこそ、そのサーバーが一度破られると、何百万人分もの情報がまとめて流出してしまうのです。
言守は、口座・保険・サブスク・パスワード・ご家族への想いといった大切な情報を、あなたの端末(スマホ)の中で暗号化してからサーバーへ送ります。サーバーに保存されるのは、鍵のない者には意味をなさない暗号文だけ。暗号を解く鍵は、あなたの端末と、信頼するご家族に預けた「カケラ」に分散していて、サーバー側には存在しません。この「運営でさえ中身を読めない」設計を、ゼロ知識と呼びます。
この仕組みは、前述の漏えい原因に対して次のように働きます。
多くのクラウド保管やメモアプリは、運営が鍵を持ち、必要なら中身を読める設計です。使い勝手は良い一方、運営が攻撃を受けたり、内部の人が持ち出したりすれば、そのまま漏えいにつながります。言守は「鍵を持たない=読めない」ことを最初から設計に組み込むことで、この構造的なリスクそのものを断っています。終活で扱う情報は、口座や連絡先、想いなど、いずれも一生ものの機微な情報です。だからこそ、便利さだけでなく「漏れない形か」で預け先を選ぶことをおすすめします。
言守なら、もしもの備えに必要な情報を、端末内で暗号化して安全に保管できます。生前は本人だけが見られ、もしもの時にだけ、あなたが選んだご家族へ届きます。運営も中身を読めないゼロ知識設計だから、預けたあとも安心です。入力・保管はずっと無料です。
個人情報漏えいの一番多い原因は何ですか?
外部からの不正アクセス・ウイルス感染です。東京商工リサーチの2025年調査では原因の6割超(64.4%)を占め、近年はランサムウェアによる大型被害が目立ちます。次いで、メール誤送信などの人的ミスが約2割です。
「ゼロ知識」だと、本当に運営も中身を見られないのですか?
はい。暗号化はあなたの端末の中で行い、サーバーには暗号文しか届きません。鍵はサーバーに存在しないため、運営を含め、サーバー側の誰も中身を読むことはできません。
スマホを機種変更・紛失したら、預けた情報は取り出せなくなりますか?
端末を替えても、所定の手順で引き継げます。もしもの時には、信頼するご家族に預けた鍵の「カケラ」が集まることで、ご家族が情報を受け取れます。いずれも、ふだんは本人だけが出し入れできる仕組みです。